カプリフレイバー（2017年生、母サクラスリール）

カプリフレイバー（2017年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したサクラスリールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。2020年の優駿スプリント(S2)に勝利した他、2020年の優駿スプリント(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会尾田信夫によって1,242万円で落札された。

稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2019年）

11月1日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は518kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハセノガールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルウィに3馬身の差をつけて制した。

3歳（2020年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

4月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングキャヴィアに8馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月19日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファルコンビークに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

6月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のブロンディーヴァに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（5戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月1日、中7週で迎えた9戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドバイザーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月13日、中5週で迎えた10戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月10日、中7週で迎えた11戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンディーヴォーグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月17日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクアイブラックに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2022年）

1月13日、中3週で迎えた14戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったキモンルビーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦3勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6月21日、中8週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた16戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた17戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、流星賞（大井ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（7戦3勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のキモンルビーに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月8日、中2週で迎えた19戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（8戦4勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったプライルードにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月27日、中6週で迎えた20戦目は、総の国記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（9戦4勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた21戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい4着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた22戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

6歳（2023年）

1月18日、中6週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月25日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

10月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、3着に入り込んだ。

11月30日、中4週で迎えた27戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

7歳（2024年）

1月16日、中6週で迎えた28戦目は、船橋ケイバウマ娘コラボ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた29戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた30戦目は、習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた32戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。