イブキライズアップ（1998年生、母イブキプランタン）

イブキライズアップ（1998年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のイブキマイカグラ（当時10歳）と交配したイブキプランタンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦25勝2着4回。2004年の高知県知事賞(地方重賞)に勝利した他、2003年の横浪特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

9月30日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（2002年）

1月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた2戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた3戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーダンスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月16日、中3週で迎えた4戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタカシマシンザンに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンセンプーに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドデビルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアラバンサに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、一般D（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアニオスイーストに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月11日、連闘で迎えた9戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエブロスフィットに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ほととぎす特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクールグリークに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月9日、中6週で迎えた11戦目は、浦戸湾特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（9戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシーオペレッタに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5歳（2003年）

2月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で花本正三騎手（10戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンプサンに7馬身の差をつけて10連勝を達成した。

3月9日、中3週で迎えた13戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で花本正三騎手（11戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヨコヅナファイターに5馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、的場文男騎手招待チャレンジカップ（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマサシンゲキに3馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

4月27日、中4週で迎えた15戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は花本正三騎手（12戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダービートップに5馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

5月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般A B（高知ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（13戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカーニバルキングに8馬身の差をつけて連勝数を14に伸ばした。

5月18日、連闘で迎えた17戦目は、アサヒビール穣三昧特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（14戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマッケンリーダーに3馬身の差をつけて連勝数を15に伸ばした。

6月15日、中3週で迎えた18戦目は、四万十特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（15戦14勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のウォーターダグに7馬身の差をつけて連勝数を16に伸ばした。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、とでんサウナ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（16戦15勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジョイフライトに3馬身の差をつけて連勝数を17に伸ばした。

8月3日、中4週で迎えた20戦目は、横浪特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（17戦16勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウォーターダグに5馬身の差をつけて連勝数を18に伸ばした。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（18戦17勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、初雪草特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（19戦17勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンドーサンに2馬身半の差をつけて制した。

9月28日、中3週で迎えた23戦目は、和昭・みゆき彩友出産祝い特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（20戦18勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンドーサンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月30日、中8週で迎えた24戦目は、ごっくん馬路村特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（21戦19勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカコイサンデーに6馬身の差をつけて勝利数を21に伸ばす

6歳（2004年）

5月16日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、四万十特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングボスから5馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、MAY特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（22戦20勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングボスからクビ差の2着に甘んじた。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、横浪特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（23戦20勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングボスから3馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた28戦目は、ルビー特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（24戦20勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒミネルバに6馬身の差をつけて勝利数を22に伸ばす

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、頑張れイブキライズアップ・陽香特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（25戦21勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングボスに2馬身半の差をつけて勝利数を23に伸ばす

9月26日、中9週で迎えた30戦目は、高橋大輝3歳誕生日記念特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（26戦22勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングボスに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中3週で迎えた31戦目は、足摺特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（27戦23勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた32戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（28戦23勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた33戦目は、トルコ石特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（29戦23勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングボスから4馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（30戦23勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングボスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

7歳（2005年）

1月23日、中2週で迎えた35戦目は、だるま夕日特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（31戦24勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた36戦目は、アメジスト特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で花本正三騎手（32戦24勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた37戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で花本正三騎手（33戦24勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた38戦目は、ポンプ小松特別（高知ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で花本正三騎手（34戦24勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月10日、中9週で迎えた39戦目は、ルビー特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で花本正三騎手（35戦24勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。