第140回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

エイシンデピュティが集団をリードする形、直後の位置にスクリーンヒーローとキャプテントゥーレが続く

エイシンデピュティが先手を取る恰好となり、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にスクリーンヒーローとキャプテントゥーレが並ぶ。そのすぐ後ろ、マツリダゴッホが4番手の絶好位につける。続いて、コスモバルクは好位を奪取。そこから少し離れたところにヤマニンキングリーが進む。その1馬身後ろ、アドマイヤフジとサクラメガワンダーは中団前め。カンパニー、シンゲン、ホッコーパドゥシャらは中団馬群の真ん中付近を併走。オウケンブルースリは中団後方の位置取り。ウオッカとエアシェイディは後方5番手に待機して他馬の様子を見ながらの競馬。後方5番手でジックリと折り合いをつけるのはアサクサキングスとスマイルジャック。どん尻にサクラオリオンとドリームジャーニーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、カンパニーが古豪の威厳を顕示する様な堂々たる走りで天皇賞馬の称号を射止める

先頭はエイシンデピュティでリードは1馬身。2番手にキャプテントゥーレとマツリダゴッホが続く。その直後、スクリーンヒーローとコスモバルクが4番手。1馬身離れて、アドマイヤフジとヤマニンキングリーが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、4番手から抜け出したのはスクリーンヒーロー。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいたカンパニーが別次元の末脚を爆発させ前にいた8頭を交わし、最後は後続に1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。2着には、4番手の位置からひと際目立つ伸び脚で猛進したスクリーンヒーローが続き、2着とクビ差の3着には、後方4番手の位置から電光石火の末脚を発揮した1番人気のウオッカが入った。そこから3馬身遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたオウケンブルースリが入線、さらにハナ差の5着には、中団にいた2番人気のシンゲンが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはドリームジャーニーが入った。