第112回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

トーヨーリファールがハナを切る展開、そのすぐ後ろを追走するジェニュイン

端をきったのはトーヨーリファール。リードを1馬身ほど確保してレースを引っ張っていく。単独の2番手にジェニュインが続く。続いて、スガノオージが3番手の絶好位につける。そのあと、アイルトンシンボリとホクトベガは好位に取り付く。先団後ろのポジションに付けたのはゴーゴーゼット、ナリタブライアン、インターマイウェイ、ハシルショウグンら4頭。イナズマタカオー、アイリッシュダンス、ステージチャンプらは中団後方の位置取り。ポジーとヤシマソブリンは後方4番手に待機して前方各馬を見ながらの競馬。後方3番手で折り合いをつけるのはマチカネタンホイザ。後方2番手の位置で力を温存するのはサクラチトセオー。シンガリにサマニベッピンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、サクラチトセオーが衝撃的な決め脚を爆発させて天皇賞馬の称号を獲得

先頭はトーヨーリファールでリードは1馬身。2番手にジェニュインとホクトベガが続く。そのあと、アイルトンシンボリ、スガノオージ、ナリタブライアンらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはジェニュイン。そのまま押し切るかに見えたが、後方2番手にいた2番人気のサクラチトセオーが強烈な末脚を弾けさせてジェニュインを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を掴んだ。2着のジェニュインから半馬身差の3着には、4番手の位置から力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったアイルトンシンボリが入った。そこからクビ差遅れた4着には、逃げ粘ったトーヨーリファールが入線、さらにハナ差の5着には、後方4番手にいたポジーが食い込み、さらにそこから2馬身差の6着にはマチカネタンホイザが入った。1番人気のナリタブライアンは好位にいたが失速して12着に敗れた。