エスポワールシチー（2005年生、母エミネントシチー）
Espoir City
2005.04.22
エスポワールシチー（2005年4月22日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「希望（仏）＋冠名」。2009年にJRA賞最優秀ダートホース、NARグランプリダートグレード競走特別賞馬、2010年にJRA賞最優秀ダートホース、2012年にNARグランプリダートグレード競走特別賞馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時6歳）と交配したエミネントシチーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地25戦9勝2着6回、地方14戦8勝2着4回、海外1戦0勝。2009年のジャパンカップダート(G1)に勝利した他、2010年のフェブラリーステークス(G1)を制するなど、G1級競走9勝を含む重賞12勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 40戦17勝 [17-10-3-10/40]
- 総賞金国内
- 10億2,319万円
- 生年月日
- 2005年4月22日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 安達昭夫栗東
- 馬主
- （株）友駿ホースクラブ
- 生産者
- Wing Farm
- 一口馬主募集クラブ
- 友駿ホースクラブ愛馬会
- 一口馬主募集価格
- 1,200万円2.4万円×500口
- 抹消情報
- 中央：2013年12月6日抹消
地方：2013年11月11日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7×6*7*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Hail to Reason | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Never Bend | 6×4 | 7.81% |
| 牡 | Nasrullah | 7*7×5*6 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 6*7*7×6*7*7*7 | 7.03% |
| 牡 | Bull Lea | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Sun Again | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Blue Larkspur | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Blenheim | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Hyperion | 7*7*7×7*7 | 3.9% |
| 牡 | Count Fleet | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Northern Dancer | 4*6 | 7.81% |
| 牡S | Mahmoud | 6*7*7 | 3.12% |
| 牡M | Roman | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Alibhai | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | Eight Thirty | 6*7 | 2.34% |
| 牝S | Almahmoud | 5*6 | 4.68% |
| 牝M | Traffic Court | 6*6 | 3.12% |
5代血統表
| 父の父サンデーサイレンス1986（USA） | Halo1969（USA） | Hail to Reason | Turn-to | |
| Nothirdchance | ||||
| Cosmah | Cosmic Bomb | |||
| Almahmoud | ||||
| Wishing Well1975（USA） | Understanding | Promised Land | ||
| Pretty Ways | ||||
| 父ゴールドアリュール1999（JPN） | Mountain Flower | Montparnasse | ||
| Edelweiss | ||||
| Nureyev1977（USA） | Northern Dancer | Nearctic | ||
| Natalma | ||||
| 父の母ニキーヤ1993（USA） | Special | Forli | ||
| Thong | ||||
| Reluctant Guest1986（USA） | Hostage | Nijinsky | ||
| Entente | ||||
| Vaguely Royal | Vaguely Noble | |||
| Shoshanna | ||||
| 母の父ブライアンズタイム1985（USA） | Roberto1969（USA） | Hail to Reason | Turn-to | |
| Nothirdchance | ||||
| Bramalea | Nashua | |||
| Rarelea | ||||
| Kelley's Day1977（USA） | Graustark | Ribot | ||
| Flower Bowl | ||||
| 母エミネントシチー1998（JPN） | Golden Trail | Hasty Road | ||
| Sunny Vale | ||||
| ブレイヴエストローマン1972（USA） | Never Bend | Nasrullah | ||
| Lalun | ||||
| 母の母ヘップバーンシチー1990（JPN） | Roman Song | Roman | ||
| Quiz Song | ||||
| コンパルシチー1978（JPN） | トラフイツク | Traffic Judge | ||
| Capelet | ||||
| リンネス | フイダルゴ | |||
| ジーゲリン | ||||
血統分類
- サイアーライン
- サンデーサイレンス系
- ファミリーナンバー
- 4-m
レース成績
経歴
デビュー前
友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。
安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2008年）
3月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
3月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったブラストオフにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。
4月20日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
6月21日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタマモナイスプレイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
7月20日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンパースを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。
8月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
8月30日、中2週で迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプロフェッショナルに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
9月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクリーンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする
11月2日、中4週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエプソムアーロンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
11月24日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のダークメッセージに1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
4歳（2009年）
1月25日、中8週で迎えた12戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ワンダースピードにクビ差交わされて2着に甘んじた。
2月22日、中3週で迎えた13戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（9戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。
3月29日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のダイショウジェットに1馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号をゲットした。
5月5日、中4週で迎えた15戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカネヒキリを3/4馬身振り切ってG1ホースの仲間入りを果たした。
10月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（11戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセスブロッケンに4馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを奪取した。
12月6日、中7週で迎えた17戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（12戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のシルクメビウスに3馬身半の差をつけて3つ目のG1タイトルをつかんだ。
5歳（2010年）
2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（13戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテスタマッタに2馬身半の差をつけてダートマイル王の座を手に入れた。
5月5日、中9週で迎えた19戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（14戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフリオーソに1馬身半の差をつけて5つ目のG1タイトルを手に入れた。
10月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（15戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったオーロマイスターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
11月6日、G1のブリーダーズカップ・クラシック（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズダート2012m）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（16戦8勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。
6歳（2011年）
3月21日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（17戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンダーアキュートに2馬身の差をつけて7つ目の重賞タイトルを獲得した。
5月5日、中5週で迎えた23戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（18戦9勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。
6月29日、中7週で迎えた24戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（19戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマートファルコンに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。
10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
11月6日、中3週で迎えた26戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（20戦9勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウフリークを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて8つ目の重賞タイトルを手にした。
12月4日、中3週で迎えた27戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（21戦10勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。
7歳（2012年）
1月22日、中6週で迎えた28戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（22戦10勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒラボクキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
2月19日、中3週で迎えた29戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。
5月2日、中9週で迎えた30戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（23戦10勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフリオーソに2馬身半の差をつけて6つ目のG1タイトルを獲得した。
6月27日、中7週で迎えた31戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（24戦11勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴルトブリッツに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。
8月25日、中7週で迎えた32戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（25戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったローマンレジェンドにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。
10月8日、中5週で迎えた33戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（26戦11勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイショウジェットに4馬身の差をつけてG1・7勝目を挙げた。
12月2日、中7週で迎えた34戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。
12月29日、中3週で迎えた35戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
8歳（2013年）
2月17日、中6週で迎えた36戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたグレープブランデー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ホッコータルマエに交わされて1馬身半差の2着となった。
10月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホッコータルマエに1馬身半の差をつけてG1・8勝目を挙げた。
11月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた39戦目は、Jpn1のJBCスプリント（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のドリームバレンチノに1馬身半の差をつけて9つ目のG1タイトルを掴み取った。
12月1日、中3週で迎えた40戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。