ミニアチュール（2020年生、母ローマンブリッジ）

ミニアチュール（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時10歳）と交配したローマンブリッジが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2023年の東北優駿（岩手ダービー）(M1)に勝利した他、2023年のダイヤモンドカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月18日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1100m 雨/不良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したナイトホークスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のびらとり温泉美味い宿ゆから賞（門別ダート1100m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルドートロギルを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1100m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったナチュラルターンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフォルキャップに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の北海道きたやさい賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の新ひだか町静内地酒・海桜丸賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦の宮の沢白い恋人サッカー場賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレイワホクトをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、2歳オープンのシトリン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったジョルジュにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月13日、中4週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスプレッシーボに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた14戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳M2の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のセイレジーナに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のダレカノカゼノアトに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳M2のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリッキーナイトに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月30日、中3週で迎えた17戦目は、3歳M1のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリッキーナイトを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

6月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳M1の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のリッキーナイトに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月11日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた19戦目は、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケープライトに約11馬身の大差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月3日、中7週で迎えた20戦目は、3歳M1の不来方賞（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウユウレラシオンに約11馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

11月8日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月3日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、M2のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2024年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、桃花特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた25戦目は、M3の赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木志音騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた26戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木志音騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のグットフォーチュンに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月9日、中3週で迎えた27戦目は、M2の早池峰スーパースプリント（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木志音騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた28戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木志音騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたキモンリッキー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた29戦目は、小暑特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木志音騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼットセントラルに8馬身の差をつけて制した。

8月6日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木志音騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグタマテルーフに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月1日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木志音騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラブラブパイロを半馬身振り切って勝利数を14に伸ばす

9月29日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木志音騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジュランビルをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月27日、中3週で迎えた33戦目は、M3のすずらん賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木志音騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフレイムウィングスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。