第11回 フェブラリーステークス (G2)

レース展開

ジングウネヴァーが全馬を引っ張る形、そのあとを追走するエーピージェット、ツエルクプリンス、プロストライン、ビーチハウス

ジングウネヴァーが果敢に端を奪い、後続を1馬身ほど離して一団を先導。2番手にエーピージェット、ツエルクプリンス、プロストライン、ビーチハウスらが並ぶ。その1馬身後ろ、スタビライザー、ダイカツジョンヌ、ビッグファイトらは中団やや前。ミスタートウジンとイイデタイショウは中団馬群の真ん中を併走。少し空いて、トモエボンバーとカシマラージャは中団後方の位置取り。殿にマルブツエンペラー、チアズアトム、メイショウヤシマ、ヘイセイシルバーらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フェブラリーS、チアズアトムが中団後方から見事な末脚を爆発させて前の馬たちをきっちりとねじ伏せる

先頭はツエルクプリンスでリードは体半分。2番手にジングウネヴァーとプロストラインが続く。そのあと、スタビライザー、エーピージェット、ダイカツジョンヌ、ビーチハウスらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはプロストライン。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいたチアズアトムが目の覚めるような末脚を炸裂させ前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。2着には、2番手の位置から持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたプロストラインが続き、2着とアタマ差の3着には、4番手の位置から力強い脚捌きでゴールまで頑張った1番人気のダイカツジョンヌが入った。そこから1馬身3/4遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えた2番人気のヘイセイシルバーが入線、さらにクビ差の5着には、最後方にいたマルブツエンペラーが食い込んだ。