第144回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

シルポートが一団を牽引、その少し後ろにビッグウィークが続く

シルポートが逃げる恰好となり、リードを2馬身以上確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にビッグウィークが続く。その直後、エイシンフラッシュとアーネストリーが3番手の好位につける。先団後ろのポジションにいるのはローズキングダムとミッキードリーム。その1馬身後ろ、アクシオン、ブエナビスタ、ダークシャドウ、トゥザグローリーらは中団前め。少し間隔を置いて、トーセンジョーダンとナリタクリスタルは中団後方の位置取り。ペルーサは後方6番手に待機して進出の機をうかがう。シンゲンは後方5番手で前の動きを静観。後方5番手でじっくりと運ぶのはダノンヨーヨーとシャドウゲイト。後方2番手の位置でゆっくりと構えるのはメイショウベルーガ。少し離れた最後尾にジャガーメイルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、トーセンジョーダンが切れ味鋭い差し脚を繰り出して秋の盾を手中に収める

先頭はシルポートでリードは2馬身以上。単独の2番手にビッグウィークが続く。その直後、エイシンフラッシュとアーネストリーが3番手。1馬身離れて、ローズキングダムとミッキードリームが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、7番手から抜け出したのは2番人気のダークシャドウ。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいたトーセンジョーダンがとてつもない末脚を爆発させてダークシャドウを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。2着のダークシャドウから半馬身差の3着には、後方5番手の位置から電光石火の末脚を披露したペルーサが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、中団で直線を迎えた1番人気のブエナビスタが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、同じく中団にいたトゥザグローリーが食い込み、さらにそこから3/4馬身差の6着にはエイシンフラッシュが入った。