フランシスコダイゴ（2015年生、母セレスティアル）

フランシスコダイゴ（2015年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したセレスティアルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。2021年の流星賞で2着に入った他、2020年、2021年と習志野きらっとスプリント(地方重賞)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウドウドウに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2018年）

2月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

7月1日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、JAびらとりびらとり和牛特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュエリーアイスに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月27日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、アポイ岳世界ジオパーク特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るムカワシシャモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、北海道えぞまつ特別2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のプリムラジュリアンを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリムラジュリアンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したサニーダンサーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のミスパイロに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手中に収めた。

2月24日、中5週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、トパーズスプリント特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、メイケイライジンに交わされて4馬身差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、冬木立賞（大井ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキャプテンハウテンに半馬身届かず2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のゴーフォワードに4馬身の差をつけて制した。

5歳（2020年）

1月16日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、スマートドレイクに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月23日、連闘で迎えた25戦目は、’20ウインタースプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた26戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のトミケンキルカスに3馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

7月9日、中8週で迎えた28戦目は、ジュライ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月8日、中6週で迎えた30戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた32戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、冬木立賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6歳（2021年）

3月11日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、プリムラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

6月15日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

6月23日、連闘で迎えた35戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

7月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月19日、中3週で迎えた37戦目は、流星賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったクルセイズスピリツに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月6日、中6週で迎えた38戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた39戦目は、Jpn1のJBCスプリント（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は本橋孝太騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7歳（2022年）

9月30日、約11か月の休み明けで迎えた40戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月1日、中8週で迎えた41戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた42戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。