第55回 ダービー卿チャレンジトロフィー (G3)

レース展開

ベレヌスがハナに立つ展開、少し間が空いてミッキーブリランテが続く

逃げたのはベレヌス。後続との差を2馬身以上保って馬群を先導。単独の2番手にミッキーブリランテが続く。そのあと、ウイングレイテスト、ファルコニア、ゾンニッヒらが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、ミスニューヨークは中団前寄り。インダストリアとタイムトゥヘヴンは中団馬群の真ん中付近を併走。ソロフレーズとジャスティンカフェは中団後方の位置取り。そのすぐ後ろ、ルプリュフォールとアナザーリリックが11番手。マテンロウオリオンは後方4番手に控えて他馬の様子を見ながらの競馬。後方3番手でジックリと折り合いをつけるのはスカーフェイス。後方2番手の位置で力を溜めるのはレッドモンレーヴ。しんがりにトーラスジェミニがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ダービー卿チャレンジT、インダストリアが中団前目から切れ味のいい差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめてねじ伏せる

先頭はベレヌスでリードは半馬身。2番手にミッキーブリランテが続く。そのすぐ後ろ、ウイングレイテストが3番手。1馬身離れて、ファルコニアとゾンニッヒが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、中団前目にいたインダストリアが猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は懸命に抵抗する2番人気のジャスティンカフェを3/4馬身振り切り勝利を決めた。2着のジャスティンカフェから半馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置から息の長い末脚を発揮したゾンニッヒが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたマテンロウオリオンが入線、さらにクビ差の5着には、絶好位にいたウイングレイテストが食い込んだ。1番人気のレッドモンレーヴは後方2番手にいたが前に届かず7着に敗れた。