トウカイトリック（2002年生、母ズーナクア）

トウカイトリック（2002年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋策略」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したズーナクアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地61戦9勝2着6回、海外2戦0勝。2010年の阪神大賞典(G2)に勝利した他、2012年のステイヤーズステークス(G2)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンツタイガーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2005年）

3月5日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のこけもも賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムハヤブサに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

6月25日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクディレクターをクビ差振り切って優勝

7月23日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアグネスシラヌイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中8週で迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサザンツイスターを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグラスボンバーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で芹沢純一騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で芹沢純一騎手（9戦3勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月19日、中4週で迎えた15戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で芹沢純一騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ディープインパクトに交わされて3馬身半差の2着となった。

4月30日、中5週で迎えた16戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で芹沢純一騎手（11戦3勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で芹沢純一騎手（12戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月5日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた19戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアイポッパーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

1月7日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたバイロイト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月11日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエリモエクスパイアをクビ差振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

3月18日、中4週で迎えた22戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた23戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた25戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月4日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアドマイヤジュピタに3/4馬身届かず2着となった。

12月1日、中3週で迎えた27戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダークメッセージをクビ差振り切って制した。

1月27日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた30戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた31戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた32戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月9日、約6か月半の休み明けで迎えた33戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた34戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7歳（2009年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた36戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月31日、中3週で迎えた37戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月8日、約5か月半の休み明けで迎えた38戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

12月5日、中3週で迎えた39戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

8歳（2010年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモンテクリスエスをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

2月14日、中5週で迎えた41戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた42戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジャミールをクビ差振り切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。

5月2日、中5週で迎えた43戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

10月16日、ハンデG1のコーフィールドカップ（オーストラリア・コーフィールド芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月2日、ハンデG1のメルボルンカップ（オーストラリア・フレミントン芝3200m）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。23頭立ての19番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

9歳（2011年）

1月5日、中8週で迎えた46戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた47戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた48戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた49戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた50戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた51戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10歳（2012年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた52戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月18日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた53戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた54戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた55戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月4日、約6か月半の休養明けで迎えた56戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた57戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のファタモルガーナに1馬身1/4の差をつけて3つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

11歳（2013年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた58戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月17日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた59戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた60戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月3日、約6か月半の休養明けで迎えた61戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた62戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

12歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた63戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。