フジノウェーブ（2002年生、母インキュラブルロマンティック）

フジノウェーブ（2002年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋波」。2007年にNARグランプリサラブレッド4歳以上最優秀馬及び最優秀短距離馬、2008年にNARグランプリ最優秀短距離馬、2013年にNARグランプリ特別表彰馬を受賞した。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時16歳）と交配したインキュラブルロマンティックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地5戦0勝、地方54戦23勝2着7回。2007年のJBCスプリント(Jpn1)に勝利した他、2008年の東京盃(Jpn2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞8勝を挙げた。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2004年）

9月16日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（8）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイエイフクトクを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

3月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月26日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋まつり花バス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホームページ開設3周年記念特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシキオジジアンに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月4日、中6週で迎えた8戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンジェルホールに1馬身の差をつけて制した。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコウノブランチに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月16日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、深秋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワリビエラを半馬身振り切って5勝目をゲットした。

12月19日、中4週で迎えた11戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、イーバンク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2006年）

4月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、北斗七星賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキンセイブレイドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中3週で迎えた14戦目は、コルヒドレ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るメシマコブを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月28日、中6週で迎えた15戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、遅いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンワードダンクに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、涼風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンワードダンクに5馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

9月15日、中5週で迎えた17戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスターオブジェンヌを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月17日、中4週で迎えた18戦目は、’06メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガエンドレスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月9日、中2週で迎えた19戦目は、’06ムーンライトカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセイワクリスタルを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月31日、中6週で迎えた20戦目は、ゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアスターバジルをクビ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2007年）

2月22日、中7週で迎えた21戦目は、’07ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエトワールフルーヴに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイキアディライトを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

4月18日、中4週で迎えた23戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（10戦9勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアウスレーゼをクビ差振り切って10連勝を達成した。

5月30日、中5週で迎えた24戦目は、Jpn3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で御神本訓史騎手（11戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた25戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で御神本訓史騎手（12戦10勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月31日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で御神本訓史騎手（13戦10勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリサイスマシーンをクビ差振り切って初のG1タイトルを奪取した。

11月30日、中3週で迎えた27戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で御神本訓史騎手（14戦11勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルモントサンダーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で御神本訓史騎手（15戦11勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた29戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で御神本訓史騎手（16戦11勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したデスモゾームに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で御神本訓史騎手（17戦11勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月28日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた31戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（18戦11勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のディープサマーに1馬身半の差をつけて重賞2勝目を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた33戦目は、Jpn1のJBCスプリント（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（19戦12勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた34戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（20戦12勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7歳（2009年）

2月1日、中6週で迎えた35戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（21戦12勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた36戦目は、S3の東京シティ盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（22戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトップサバトンを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を18に伸ばす

4月8日、中4週で迎えた37戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（23戦13勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月30日、約6か月の休養明けで迎えた38戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた39戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた40戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はラインプレアーと並んで12着同着となった。

8歳（2010年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた41戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスリーセブンスピンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた42戦目は、’10ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーヴィグラスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月3日、中3週で迎えた43戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーヴィグラスに4馬身の差をつけて勝利数を20に伸ばす

4月7日、中4週で迎えた44戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーニにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月5日、中3週で迎えた45戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9歳（2011年）

1月19日、約8か月半の休み明けで迎えた46戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（24戦13勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた47戦目は、’11ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（25戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた48戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（26戦13勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジーエスライカーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を21に伸ばす

4月20日、中5週で迎えた49戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（27戦14勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた50戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（28戦14勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月2日、約5か月の休み明けで迎えた51戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（29戦14勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたボク決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月1日、中3週で迎えた52戦目は、ハンデ戦でオープンの’11ロイヤルカップ（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた53戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10歳（2012年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた54戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 曇/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルファイターを強烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利数を22に伸ばす

4月18日、中5週で迎えた55戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったセイクリムズンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月29日、約4か月半の休み明けで迎えた56戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は御神本訓史騎手（30戦14勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた57戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11歳（2013年）

3月6日、約4か月半の休み明けで迎えた58戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は御神本訓史騎手（31戦14勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイゲンブに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

8月28日、約6か月の休養明けで迎えた59戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（32戦15勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。