ジーエスタイムリー（2006年生、母マジョリック）

ジーエスタイムリー（2006年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したマジョリックが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は馬道繁樹。戦績は、地方13戦1勝2着2回。2008年のオークス（優駿牝馬）(牝S1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、馬道繁樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤由佳によって126万円で落札された。

武智政明厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

7月10日、デビュー戦は達城龍次騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィーヴァマティニに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったプレミアフォンテンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の世田谷区特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月11日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーデュークを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2009年）

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの’09桃花賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた11戦目は、品川区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、イーバンク銀行IN大井賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、冬芽特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。