カリブソング（1986年生、母エスプリデイア）

カリブソング（1986年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。1990年にJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時12歳）と交配したエスプリデイアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地41戦10勝2着10回、地方3戦1勝。1991年の天皇賞（秋）(G1)で2着に入った他、1991年の目黒記念(ハンデG2)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額2,200万円（55万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

12月3日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアンカーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月9日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のバロックスキーをハナ差振り切って久々の一戦を制した。

9月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したグローリーアゲンに半馬身届かず2着となった。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウメノアクティブに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンマンゲツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を収める

4歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレインボーアカサカに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったダイナレターにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（6戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のワンダーテイオーに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（7戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるケープポイントを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（8戦5勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた16戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヒシノスープラに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月10日、中3週で迎えた17戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（10戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のギンザロードに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で柴田政人騎手（11戦7勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったナリタハヤブサにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で柴田政人騎手（12戦7勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のハッピーシャトーに2馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田政人騎手（13戦8勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったメジロモントレーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/稍重）に60.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で柴田政人騎手（14戦8勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーワタケシバを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って3つ目の重賞タイトルを手に入れた。

3月31日、中5週で迎えた22戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 小雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で柴田政人騎手（15戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、キリサンシーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた23戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は15戦連続で柴田政人騎手（16戦9勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月6日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で柴田政人騎手（17戦9勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた25戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で柴田政人騎手（18戦9勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、2着となった。

11月24日、中3週で迎えた26戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で柴田政人騎手（19戦9勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた27戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で柴田政人騎手（20戦9勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6歳（1992年）

1月26日、中4週で迎えた28戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に60.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田政人騎手（21戦9勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた30戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（22戦9勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメジロライアンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた31戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（23戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月1日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた32戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/稍重）に59.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヌエボトウショウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に59.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセキテイリュウオーにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

1月24日、中2週で迎えた36戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月21日、中7週で迎えた37戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた38戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田富男騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8歳（1994年）

4月12日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた40戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着を確保した。

6月11日、中8週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた41戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月25日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた43戦目は、BSNオープン（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた44戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のササノコバンに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。