第169回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

マテンロウレオが先頭に立つ展開、少し差があってディープボンドが続く

マテンロウレオがハナに立ち、リードを2馬身以上キープして一団を引っ張っていく。単独の2番手にディープボンドが続く。続いて、ドゥレッツァが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはサヴォーナとテーオーロイヤル。その1馬身後ろ、プリュムドールとサリエラは中団やや前。チャックネイトは中団馬群の真ん中付近を追走。タスティエーラは中団後方の位置取り。そのすぐ後ろ、ゴールドプリンセスとシルヴァーソニックが10番手。ワープスピードとブローザホーンは後方4番手で他馬の出方をうかがう。後方2番手の位置で悠然と構えるのはスマートファントムとスカーフェイス。少し離れたしんがりにメイショウブレゲがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、テーオーロイヤルがソツのない取り口で春の盾を手にする

先頭はディープボンドでリードは体半分。2番手にマテンロウレオとテーオーロイヤルが続く。そのあと、サヴォーナが4番手。1馬身離れて、プリュムドールとドゥレッツァが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、2番手にいた1番人気のテーオーロイヤルが鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は後続に2馬身の差をつけて勝利を決めた。2着には、後方4番手の位置から目覚ましい伸び脚で急追したブローザホーンが続き、2着と半馬身差の3着には、途中から先頭に立ったディープボンドが入った。そこから半馬身遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えた14番人気のスマートファントムが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、中団後方にいたワープスピードが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはサヴォーナが入った。2番人気のドゥレッツァは先行勢の後ろにいたが最後一杯になって15着に敗れた。