スキルヴィング（2020年生、母ロスヴァイセ）

Skilfing

2020.03.25

スキルヴィング（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北欧神話の主神オーディンの別称。高座につくものの意。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したロスヴァイセが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の青葉賞(G2)に勝利するなどの活躍をした。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 0戦0勝 [0-0-0-0/0]
• 生年月日: 2020年3月25日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 黒鹿毛
• 厩舎: 木村哲也 美浦
• 馬主: （有）キャロットファーム
• 生産者: ノーザンファーム
• 抹消情報: 中央：2023年5月28日抹消

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 3馬身

ベストレース

• レース名: 青葉賞
• 日付/馬齢: 2023年4月29日/3歳
• コース: 東京芝2400m 左
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 1.7倍/1番人気
• 馬番/頭数: 11番/15頭
• 天候: 晴 20.8℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極速
• レースラップ: 平均=11.9/ラスト=11.7
• レースペース: スロー
• 通過順位: 10-8-11-11
• 馬体重 増減: 524kg 0
• 出走間隔: 約3か月半の休養明け
• 騎手 斤量: C.ルメール 56.0kg

血統

概要

母のロスヴァイセは中央3勝（中京ダ[1400m],京都ダ[1400m],阪神ダ[1400m]）。祖母のヴァイスハイトは中央2勝（小倉ダ[1000m],札幌ダ[1000m]）。父のキタサンブラックは中央G1・7勝（京都芝[3勝:3000-3200m],東京芝[2勝:2000-2400m],中山芝[2500m],阪神芝[2000m]）。

近親馬

• • 全叔父: ヴァイトブリック 2016/JPN/シンボリクリスエス
  ヴァイトブリック

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
牡	サンデーサイレンス	3×4	18.75%
牡	Halo	4×5*6	10.93%
牡	Hail to Reason	5×5*6*7	8.59%
牡	Busted	5×7	3.9%
牡	Northern Dancer	6*6*6×6*6	7.81%
牡	Royal Charger	7×7*7	2.34%
牡	Nasrullah	7×7	1.56%
牡S	Lyphard	5*5	6.25%
牡S	Victoria Park	6*7	2.34%
牡M	Nashua	6*7	2.34%
牡M	Tom Fool	7*7	1.56%
牝	Natalma	7*7*7×7*7*7	4.68%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 ブラックタイド 2001 （JPN）		サンデーサイレンス 1986 （USA）	Halo	Hail to Reason
				Cosmah
			Wishing Well	Understanding
				Mountain Flower
		ウインドインハーヘア 1991 （IRE）	Alzao	Lyphard
				Lady Rebecca
父 キタサンブラック 2012 （JPN）			Burghclere	Busted
				Highclere
		サクラバクシンオー 1989 （JPN）	サクラユタカオー	テスコボーイ
				アンジエリカ
父の母 シュガーハート 2005 （JPN）			サクラハゴロモ	ノーザンテースト
				クリアアンバー
		オトメゴコロ 1990 （JPN）	ジヤツジアンジエルーチ	Honest Pleasure
				Victorian Queen
			テイズリー	Lyphard
				Tizna
母の父 シンボリクリスエス 1999 （USA）		Kris S. 1977 （USA）	Roberto	Hail to Reason
				Bramalea
			Sharp Queen	Princequillo
				Bridgework
		Tee Kay 1991 （USA）	Gold Meridian	Seattle Slew
				Queen Louie
母 ロスヴァイセ 2011 （JPN）			Tri Argo	Tri Jet
				Hail Proudly
		アドマイヤベガ 1996 （JPN）	サンデーサイレンス	Halo
				Wishing Well
母の母 ヴァイスハイト 2004 （JPN）			ベガ	トニービン
				アンテイツクヴアリユー
		ソニンク 1996 （GB）	Machiavellian	Mr. Prospector
				Coup de Folie
			Sonic Lady	Nureyev
				Stumped

血統分類

• サイアーライン: サンデーサイレンス系
• ファミリーナンバー: B3

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
2023/05/28 東京	芝2400m 良 晴	東京優駿 G1	タスティエーラ 5.1	17 / 18	1枠 2番	C.ルメール	57kg	4.5	2人	12-13-6-6	38.5 / 36.6	520	-4
2023/04/29 東京	芝2400m 良 晴	青葉賞 G2	(ハーツコンチェルト) -0.1	1 / 15	6枠 11番	C.ルメール	56kg	1.7	1人	10-8-11-11	34.1 / 36.6	524	0
2023/02/05 東京	芝2400m 良 晴	ゆりかもめ賞 1勝クラス	(サヴォーナ) -0.5	1 / 10	7枠 8番	C.ルメール	56kg	1.5	1人	9-9-7-7	34.0 / 36.9	524	0
2022/11/19 東京	芝2000m 良 晴	2歳未勝利	(ユイノオトコヤマ) -0.5	1 / 14	5枠 7番	C.ルメール	55kg	1.7	1人	11-11-11	33.2 / 37.0	524	0
2022/10/15 東京	芝2000m 良 曇	メイクデビュー東京	ヒシタイカン 0.0	2 / 11	7枠 9番	C.ルメール	55kg	4.8	2人	6-5-5	33.5 / 38.7	524

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヒシタイカン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のユイノオトコヤマに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサヴォーナに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハーツコンチェルトを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の東京優駿（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。

2023年5月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。