アポインテッドデイ（2001年生、母Appointed One）

アポインテッドデイ（2001年3月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「約束の日（母名から連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のRed Ransom（当時14歳）と交配したAppointed Oneが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。2003年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で3着に入った他、2003年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトラッドスキームに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、フサイチホクトセイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったコスモサンビームにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3歳（2004年）

2月8日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマイネルデュプレにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5歳（2006年）

2月11日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。