第69回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス (G2)

レース展開

ローザノワールが集団をリードする形、直後の位置にアンドラステが続く

ローザノワールがハナを切り、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にアンドラステが続く。その後ろ、サトノダムゼルが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはスマートリアン、シゲルピンクダイヤ、サンクテュエール、デゼルら4頭。その1馬身後ろ、アブレイズとドナアトラエンテは中団前め。ミスニューヨーク、マジックキャッスル、マルターズディオサ、セラピアらは中団後方の位置。シャドウディーヴァは後方5番手に控えて進出の機をうかがう。フィリアプーラは後方4番手に控えて機を待つ。少し間が空いて、後方3番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはアカイイト。後方2番手の位置でじっとして脚をタメるのはレッドベルディエス。少し離れたしんがりにリアアメリアがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アイルランドトロフィー府中牝馬S、シャドウディーヴァが疾風の如き豪脚を披露して前方の馬達を一気にねじ伏せる

先頭はローザノワールでリードは体半分。2番手にアンドラステが続く。そのあと、スマートリアンが3番手。そのすぐ後ろ、デゼルが4番手。1馬身離れて、シゲルピンクダイヤとサトノダムゼルが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのはアンドラステ。そのまま押し切るかに思われたが、後方4番手にいたシャドウディーヴァが豪脚を爆発させてアンドラステを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールを走り抜けた。2着のアンドラステから1馬身1/4差の3着には、中団後方の位置からキレのいい末脚を披露したマルターズディオサが入った。そこからクビ差遅れた4着には、同じく中団後方で直線を迎えたドナアトラエンテが入線、さらにアタマ差の5着には、先行勢の後ろにいたサトノダムゼルが食い込み、さらにそこから1馬身差の6着にはスマートリアンが入った。1番人気のマジックキャッスルは中団後方にいたが見せ場なく15着に敗れた。2番人気のデゼルは好位にいたが最後一杯になって16着に敗れた。