リンドシェーバー（1988年生、母ベーシイド）

Lindo Shaver

1988.03.03

リンドシェーバー（1988年3月3日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。1990年にJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のAlydar（当時13歳）と交配したベーシイドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦4勝2着2回。1990年の朝日杯3歳ステークス(G1)に勝利した他、1991年の弥生賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

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プロフィール

基本情報

• 通算成績: 6戦4勝 [4-2-0-0/6]
• 総賞金 国内: 1億1,003万円
• 生年月日: 1988年3月3日
• 出生国: アメリカ合衆国
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 鹿毛
• 厩舎: 元石孝昭 美浦
• 馬主: （株）デルマークラブ
• 生産者: Frederic Gussin

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 8馬身

ベストレース

• レース名: ヒヤシンスステークス
• 日付/馬齢: 1991年2月2日/3歳
• コース: 東京芝1400m 左
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 1.2倍/1番人気
• 馬番/頭数: 5番/8頭
• 天候: 晴 8.6℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/遅
• レースラップ: 平均=11.6/ラスト=12.0
• レースペース: ミドル
• 通過順位: 2-2
• 馬体重 増減: 482kg +4
• 出走間隔: 中7週
• 騎手 斤量: 的場均 58.0kg

血統

概要

母のベーシイドは海外重賞2勝（海外ダ[2勝]）。祖母のPolondraは海外14戦3勝。曾祖母のAlondraは海外10戦1勝。父のAlydarは海外G1・6勝（米国ダ[6勝]）。

近親馬

• • 半姪: オーミアリス 2012/JPN/ホワイトマズル
  オーミアリス

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Bull Dog＝Sir Gallahad	6*6*7×5	7.03%
き	Ajax＝Adam	6×7*7	3.12%
きM	Tracery＝Trap Rock	7*7*7	2.34%
きM	Swynford＝Harry of Hereford	7*7*7	2.34%
牡	Nearco	5×4*6	10.93%
牡	Teddy	5*7*7×6	6.25%
牡	Hyperion	6×5*6	6.25%
牡	Man o' War	6×5	4.68%
牡	Blue Larkspur	6×5	4.68%
牡	Blenheim	6*6×7	3.9%
牡	Phalaris	7*7×6	3.12%
牡	Blandford	7*7×6*7	3.9%
牡	Sweep	7*7×6*6	4.68%
牡	Fair Play	7*7×6	3.12%
牡	Polymelus	7×7	1.56%
牡S	Bull Lea	5*5	6.25%
牡S	Whisk Broom	6*7	2.34%
牡S	Chicle	7*7	1.56%
牡M	Chaucer	7*7	1.56%
牡M	Spearmint	7*7	1.56%
牝	Selene	7*7×6*7	3.9%
牝	Padula	7×7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Raise a Native 1961 （USA）		Native Dancer 1950 （USA）	Polynesian	Unbreakable
				Black Polly
			Geisha	Discovery
				Miyako
		Raise You 1946 （USA）	Case Ace	Teddy
				Sweetheart
父 Alydar 1975 （USA）			Lady Glory	American Flag
				Beloved
		On-and-On 1956 （USA）	Nasrullah	Nearco
				Mumtaz Begum
父の母 Sweet Tooth 1965 （USA）			Two Lea	Bull Lea
				Two Bob
		Plum Cake 1958 （USA）	Ponder	Pensive
				Miss Rushin
			Real Delight	Bull Lea
				Blue Delight
母の父 Cool Moon 1968 （CAN）		Nearctic 1954 （CAN）	Nearco	Pharos
				Nogara
			Lady Angela	Hyperion
				Sister Sarah
		Mamounia 1953 （GB）	Chanteur	Chateau Bouscaut
				La Diva
母 ベーシイド 1978 （USA）			Minaret	Umidwar
				Neolight
		Donut King 1959 （USA）	Determine	Alibhai
				Koubis
母の母 Polondra 1968 （USA）			Strayed	Bull Dog
				Misleading
		Alondra 1947 （USA）	War Admiral	Man o' War
				Brushup
			Lady Lark	Blue Larkspur
				Ladana

血統分類

• サイアーライン: レイズアネイティヴ系
• ファミリーナンバー: 23-b

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1991/03/03 中山	芝2000m 良 晴	弥生賞 G2	イブキマイカグラ 0.0	2 / 10	5枠 5番	的場均	55kg	1.6	1人	2-2-2-1	37.4 / 37.6	476	-6
1991/02/02 東京	芝1400m 良 晴	ヒヤシンスS OP	(ニホンピロラック) -0.7	1 / 8	5枠 5番	的場均	58kg	1.2	1人	2-2	35.5 / 34.8	482	+4
1990/12/09 中山	芝1600m 良 小雨	朝日杯3歳S G1	(ビッグファイト) -0.2	1 / 13	5枠 7番	的場均	54kg	4.3	1人	6-3-2	36.0 / 34.4	478	+2
1990/09/23 函館	芝1200m 不 晴	函館3歳S G3	ミルフォードスルー 0.1	2 / 11	3枠 3番	的場均	53kg	2.7	1人	2-2	38.2 / 34.6	476	-8
1990/08/26 函館	芝1200m 不 曇	クローバー賞 OP	(ノーザンドライバー) -0.1	1 / 11	3枠 3番	的場均	53kg	1.8	1人	1-2	38.6 / 34.0	484	0
1990/07/08 札幌	芝1200m 良 曇	3歳新馬	(グレンワカタケ) -1.3	1 / 6	5枠 5番	的場均	53kg	1.4	1人	1-1	36.7 / 34.8	484

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月8日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレンワカタケに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のノーザンドライバーをクビ差振り切って1番人気に応えた。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したミルフォードスルーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のビッグファイトに1馬身1/4の差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（1991年）

2月2日、中7週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のニホンピロラックに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、イブキマイカグラにクビ差交わされて2着に甘んじた。