第35回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

メイソンジュニアが馬群を率いる形、半馬身差の2番手にボンセルヴィーソが続く

端を奪ったのはメイソンジュニア。僅かなリードで集団を引っ張っていく。2番手にボンセルヴィーソが続く。そのすぐ後ろ、スズカゼとタイセイスターリーが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはジョーストリクトリ、カリビアンゴールド、ジャッキーら3頭。その1馬身後ろ、クライムメジャーは中団前め。マンカストラップとスズカメジャーは中団馬群の真ん中あたりを併走。ダイイチターミナルは中団後方の位置取り。ランガディアとセイカチトセは後方4番手に控えて虎視眈々と機を待つ。後方3番手でジックリと折り合いに専念するのはタイムトリップ。2馬身以上差があって、後方2番手の位置でゆっくりと構えるのはナイトバナレット。どん尻にイノバティブがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、ジョーストリクトリが強みである先行力を駆使した堅実な競馬で初の重賞タイトルを手にする

先頭はメイソンジュニアでリードは1馬身。2番手にスズカゼとボンセルヴィーソが続く。その後ろ、ジョーストリクトリとタイセイスターリーが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続けるメイソンジュニア。そのまま押し切るかに見えたが、好位にいたジョーストリクトリがグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。2着には、逃げ粘ったメイソンジュニアが続き、2着とハナ差の3着には、2番手の位置から力強い脚捌きでゴールまで走り切ったボンセルヴィーソが入った。そこから半馬身遅れた4着には、同じく2番手で直線を迎えたスズカゼが入線、さらにクビ差の5着には、中団後方にいたタイムトリップが食い込んだ。1番人気のクライムメジャーは中団後方にいたがもうひと伸びが足りず8着に敗れた。2番人気のスズカメジャーは最後方にいたが末脚弾けず6着に敗れた。